頼られる喜び
こんなに寒がりのモカですが、今朝は匂い嗅ぎという楽しみの方が寒さを上回ったようで…30分くらい歩いてきました。
お散歩の距離や時間は短いけれど、犬にとっての「匂い嗅ぎ」は私達がこうしてネットや新聞、本などから情報収集をするのと変わらないので、犬として当然の行動=欲を満たしてあげたいな、と日々思っています。
話しは変わりますが…
昨日仕事から帰宅した時のこと。
オシッコシーツが汚れていたので、少し窓を開けて換気をしながらお掃除をしていたら、昨夜は風が強くて、風の勢いで部屋のドアが「バタン!!」と大きな音を立てて閉まったんですね。
すると、その音にびっくりしたモカが私の膝の上に飛び込んできて…
こういう時、私を頼ってくれているんだな〜と嬉しく感じる瞬間でもあります💓
だから私もモカに応えて、優し〜く抱っこして「大丈夫だよ〜」と伝えるようにしています。
自分が怖いとき、なんて言われたら安心できるか。
どう接してもらえたら、不安が取り除けるか。をいつも考えながら接するように心がけています。
犬にも人間と同じ感情があることは、もう皆さんご存知ですよね。
動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド
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P12 より引用させていただきます。
ネズミが穴を掘るわけ~の章より
アレチネズミの赤ん坊をふたつのグループに分け、一方を乾燥した砂がたっぷりあって掘ることが出来る檻に入れ、もう一方をすでに巣が出来あがっていて、砂が無い檻に入れた。
すると、砂がたっぷりある檻のアレチネズミはさっそく掘るような動作の情動行動を始めたが、巣がすでにある檻のアレチネズミは一匹も常同行動をしなかった。
・・・・アレチネズミは掘りたいのではなく、安全だと感じたいのだ。
・・・・環境が自然でないのに、自然にいるときのような行動をするなら、それは幸せでないからかもしれない。
この結果は、穴を掘る動作の常同行動が、掘る欲求ではなく、外敵から守られた場所に隠れる欲求から来ていることを物語っている。アレチネズミは、掘りたいのではなく、安全だと感じたいのだ。
上記のことからも、安心したいという感情があるということ。
そして、私達飼い主を含めて、安心できる環境を整えてあげることが大切で、仲良くなる、又その先に頼りたい。という気持ちが芽生えてくるのではないかな。と思います。
だから、怖い時や不安を感じる時に、【叱ったり、脅したり、力で制することは】は考え違いではないかと思っています。