だって家族だもん♪ moka&non-diary

モカとのんとのトレーニングのあれこれ・・・を綴っています。

『さいたま座学を終えて 』

昨日はチャーリードッグスクールのさいたま座学へ参加させていただきました。
テーマは『吠え』




犬のことは、まだまだ知らないことが多いと、前へ前へと現在進行形で学ばれる夏目先生。
尊敬という一言で片づけたくないくらい、ドッグトレーナーとして、人として…魅力溢れる先生でございます。
又その最新情報を惜しみなく私達飼い主に伝えてくださる大変貴重な時間でもありました。
なので、いつになく脳みそフル回転な私(^^;;
犬の勉強は何よりも楽しいです!

さて、今回の課題の吠え。
そもそも吠えって、世間一般的には『悪い行動』と言われがちだったりしませんか?
でも、犬としては当然の行動なんですよね。会話や表現方法、吠えもシグナルです。
吠えの種類だっていろいろあって・・・
興奮吠え、恐怖や不安からの吠え、警報吠え、要求吠え、ストレス吠えなど。
自分のワンコが吠えている時、実際にきちんと区別できている人っているのだろうか。
例えば、サークルの中で、排泄をしたいからサークルの外へ出してほしくて『ひ~んひ~ん』と鳴くワンコさんがいたとします。
犬はキレイ好きで寝床を汚したくない動物ですから、サークルから出て排泄がしたい。
それを吠えたからと言って「NO」と叱ったり、飼い主がなめれるから犬のいう通りにはさせない。というのはどうでしょうか?
犬として当然の行動(吠え)なのに、それを理解してもらえなかったら、犬からの信頼は得られませんよね。

このように吠えには、種類があって、犬としての「言い分」がある分けです。
その時々の状況を飼い主が判断して対応できるようにしていかないと、犬との関係は良くならないと思います。

人間だってお喋りな人がいるように、犬だって少々口数が多い(我が家ののんみたいな)お茶目さんだっている分けです(笑)
ただそれは、犬が嫌いな人にとっては騒音でしかなく、そのまま放置しておくことは社会的にもNGだよね。ということで、いろいろなトレーニング(強制訓練、陽性強化、支配性理論)が存在しています。
しかし、トレーニングの多くは、犬が行動した後に着目して、行動を強化(増やす)したり、弱化(減らす)させるもの。
でも、最も大切なのは行動の後にだけ当てはめて考える、“行動”ではない本能的(感情面)な部分で、行動には何らかの『きっかけ』があると夏目先生。
例えば、対犬が苦手で吠えてしまうワンコさんの場合、飼い主は吠えさせまいと必死になるあまり、慌てたり上ずった声で名前を呼んでいないだろうか?
鋭いワンコ達は、そういう飼い主の慌てっぷり=犬がいる(来る)をすぐ見破ります。又飼い主の慌てた匂いで、一連の流れ(物語)が作られ、吠えが強化されている場合が少なくないようです。

又吠えたからと、叱ったり、脅したりし、「マテ」と言って行動をすりかえ、犬の感情をはぐらかすようなことをしなくても、『きっかけ』となる環境(飼い主を含む)をもう一度見直し、整えて、刺激(恐怖)は『好子』で克服できるものなんです。
これはテンプル・グランディン著「動物が幸せを感じるとき」にも書いてありました。

その為に、CDSでは好子となる2次強化子を、毎日コツコツと沢山作っているんですよね。
そして、いつかは飼い主そのものが好子とれるように取組んでいるわけです。

また、人間に比べて前頭葉が小さい犬=考えることが苦手な犬に、なんで考えるトレーニングばかりをするのでしょう?
犬だから?
もしそれが人間の子供だったらどう教えるか?
考えることが困難なら、そっと手を差し伸べて、人が手助けをして教える=身体プロンプト。
犬にだってそういう優しいトレーニングでも伝えられるよね。
もっと言うと、その方が飼い主への信頼は寄せられるよね。
という心温まるトレーニングのお話でした。

我が家ののんも、CDSでトレーニングをはじめて4年生(^^;;
お散歩でワンコさんの姿を見ればギャンギャン吠え、外の物音に反応しては吠え…(^^;;
と大変な時期もありましたが、今では対ワンコさんをスルー出来る時もあったり、家の中ではインターセプトですとんと落ち着けるようになってきました(*´∀`)
たまにですが、目が合うだけで吠え止んで、落ち着けるときもあるんですよ~♪
(私が怖い?(^^;; )

しかし、まだまだ要求吠えという課題もありますので…(^^;;
今後はその辺りを取組んでいきたいと考えております!

お暑い中~はるばるお越しくださいました夏目先生、そして会場の手配をしてくださった幹事のカエデさん、のえママさん、実り多い楽しい時間をありがとうございましたm(_ _)m
来月もよろしくお願いいたします♪