東京都動物愛護センター見学会
今日は東京都動物愛護センターの見学へ
チャーリードッグスクールの夏目先生をはじめ
お仲間さん計11名でお邪魔してきました。
昨年12月に神奈川県の保護センターの見学会に参加させて頂いて以来、自分の住んでいる地域のセンターの事がどうしても知りたくて・・・
本日に至りました。
センターに着くと現在の状況や活動内容のお話があり、その中でも
『こちらは建物は古いですが、中はキレイにして収容された犬達の環境を良くしてあげているつもりです。』とお話してくださった監視係の方の温かい言葉が印象に残りました。
私は『東京都』って人口が多くペットを飼っている人も多いでしょ!?
だから保護される犬が多く処分されてしまう犬も多いのかな?と勝手な想像を膨らませて行きましたが
実際のところ、東京都の犬の殺処分率はかなり減ってきているようです。
ただそうは言っても、飼い主の持ち込みや、迷子になった犬を探さない飼い主もいて、なるべく新しい家族を探してあげたいと思っても、仕方なく処分されてしまう命(噛む仔、病気の仔)もあり、全くのゼロということではないそうです。
平成24年度の殺処分数が2400頭
そのうち犬が186頭
残り9割が子猫だそうです。
どのセンターでも処分の対象になるというのが咬む犬、
自己主張がうまく表現出来ない、歯を使うことしか知らないだけかも知れない。
又病気がそうさせてしまっている場合もありますね。
そう思うと、今の自分にできることは、
『噛む犬=悪い犬』
『吠える犬=悪い犬』などと
飼い主さんの気持ちを追い詰め、飼育を放棄したくなるような
気持ちにさせてはいけないと思いました。
非難するような言葉は、犬も飼い主さんも追い詰めますね。
そして、その命を左右するのは人間です。
だから尚更、
肝に命じなければいけないと思いました。
『犬には申し開きができない』とよく夏目先生はおっしゃいます。
センター内の犬舎を見学させていただいた時、何の罪もない犬達の顔を見たとき、その言葉が頭から離れませんでした。
いつもと違う匂いや環境に置かれ、きっと危機を感じまくっているはずの犬。
それでも犬達は人間を恨んだりしないし、そんな場所に追いやった飼い主でさえ、
きっと大好きなんですよね。
そんな健気で真っ直ぐな犬達を、命を落とすまでに至らせてはいけない!と思いました。
又猫の処分率が高いのにも驚きました。
犬も猫も同じ命のはずなのに、猫だけが処分されて良いはずがない。
猫の場合は悪循環で・・・
例えば野良猫ちゃんに餌を与えるだけの人がいる
すると餌を求めて猫が集まり、そこで交配し繁殖というケースが多いようです。
人が良かれと思って餌を置くことが、行き場のない小さな命を逆に増やしてしまうことになる。
私の近所のお散歩コースにもそういう餌置場が数ヶ所存在します。
まずはそういう場所を変えていこう。
自分一人で説得できない場合は、地域のボランティアさんのお力をお借りしたりCDSのお仲間の知恵をお借りして、猫の餌場を無くしていけるような活動にも参加していきたいと思いました。
今日会った犬達の幸せを祈りつつ
自分の犬はセンターには行かせない!と強く思う一日でもありました。
遠くからお付き合いくださいました夏目先生、そしてCDSのお仲間の皆様
ご一緒いただいて本当にありがとうございました。
とても心強かったです!
最後にセンターの皆様、お忙しい時間を割いて説明会を開催してくださいまして
本当にありがとうございましたm(__)m