だって家族だもん♪ moka&non-diary

モカとのんとのトレーニングのあれこれ・・・を綴っています。

柏座学 2013.08.21

8月21日にチャーリードッグスクールの柏座学へ参加させていただきました。

今回はいつもと違った試行で、

ヴィベケ・S・リーセさんの『犬に信頼されるテクニック』の読書会。

先ずは感想を一人づつ発表しながらの自己紹介がありました。

みなさん熱心に熟読されていてレベルの高さを感じます。

又みんなが持ち寄った動画や写真を見ながらワンコのシグナルについて勉強しました。

夏目先生からは“信頼関係”とは・・・と。

信頼関係って、犬を飼うと必ずと言って良いくらい耳にする言葉ですよね。

吠えたり、唸ったり、噛んだり、問題と言われる行動が出てきたとき

『信頼関係』が出来ていないからだ!と言われたことってありませんか?

私はモカが唸った時!まわりの人から正にそう言われて焦りましたよ~!!

(当時はワンコ知識なんてまるっきりありませんから・・・勿論信じてしまいました^^;)

どうしよう、信頼関係が出来てないのは私だけ?

どうやったら信頼関係って築けるの?

信頼関係が出来ていないのはなめられているから? 

と、こんな具合に・・・(笑)

でも、落ち着いて考えてみると、信頼関係って焦って築けるものではないんですよね。

モカとのんを迎えてすぐの頃は、こんなに客観的に考えられなかったけれど、

今ならそう思えるから不思議です(笑)

(そんなモカもそろそろ3歳・・・、気付くの遅し^^;)

その後、先生が用意してくださった動画やみなさんが持ち寄った写真を

見ながらワンコのシグナルや、人が介入するタイミングなどを教えていただきました。

中でも私が一番印象に残ったのは、一番最初に見せていただいた

「唸る・咬む=攻撃性」で殺処分が確定されているワンコさんの動画です。

人が近づくと部屋の片隅にうずくまって、唸るというか叫ぶんです。

『怖いよ~! 今度は僕に何をするんだよ~! 怖くて仕方ないよ~』と

切羽詰まった悲しい叫び(←これもシグナル)

きっと叱りや体罰で痛い思いを沢山して人間恐怖症に陥ってしまったのでしょう。

飼い主も咬まれるから触れない→だから身体中が毛玉だらけな犬・・・。

で、そこに現れた一人のトレーナー(?)さんは・・・

一切叱らないのです。

寛容な気持ちでただただ見守るだけ~

するとワンコは、『この人は今まで逢った人間とは違う!この人は怖くない!』とでも

感じるのでしょうか。

泣き叫んでいたワンコが、たちまち心をひらいてその人に胸に飛び込んで行き

甘えるのです。それはもう涙腺崩壊でした。

(ワンコは人の5倍の観察力を持つ、と夏目先生はよくお話してくださいます)

すべては人間側、対応する“人”の問題なんだなぁ~と思い知らされました!

唸る→咬むワンコさんの心の裏側には『怖いよ』という声が潜んでいるんですね。

その気持ちに気づいてあげられるか、寄り添ってあげられるかがどれほど大事か。

唸ったから叱る!

咬んだから叱る!

それではその一瞬だけ、犬は怯むかも知れない、落ち着いてみえるかも知れない(なぜなら怖いから!)

けれど『その思い』は既に脳裏に焼き付けられ、又いつか同じような怖い思いをした時に

走馬灯のように『怖い』という感情が湧き上がり、拍車をかけ『攻撃』として

爆発してしまうことだってあるのだと、夏目先生はお話してくださいました。

だから怖い思いをさせることはNGなんですね。

悲しいことに“咬む犬=攻撃性”とレッテルをはられてしまう犬は

飼育放棄される確率が高いそうです。

人の接し方一つでワンコは命を落としかねない!ということだと思います。

責任重大ということです!

私もモカの唸りがきっかけで、真剣にトレーニングを考えました。

チャーリードッグスクールのブログに辿り着いていなかったら、

モカとの関係は悪化していたに間違いない訳で、考えると恐ろしい限りです

取り返しのつかない事だって多々あって、悔やまれます・・・(涙)

でも、そのネガティブなエネルギーをポジティブに変換して、

モカとの時間を取り戻すくらいのつもりで前向きに頑張りたいと思うのです。

ワンコのシグナルには一つ一つちゃんと意味がある~♪

今まで見逃していた部分を、もっと大事にしていきたいな~と感じる

涙あり笑いありの楽しい座学でございました。

チャーリーママさんこと夏目先生、そして幹事の亮子さん、

ご一緒させていただいたみなさん、ありがとうございました。