さいたま座学 2013.7.31
今日はチャーリードッグスクールのさいたま座学に参加させていただきました。
本日のテーマは『一から学ぼう条件づけ』です。
先ずはじめに【犬の成長過程】と【欲求階層】のお話がありました。
【犬の成長過程】
新生児期 → 社会化期 → 社会化期後半 → 思春期・・・。
例えば、お家へ迎えたワンコさんが、今まで吠えなかったのに~急に吠えるようになってしまったとか、
急に唸るようになってしまったとか・・・よくありますよね。
そういう時、どうしよう!と慌ててしまうかたの方が多いのではないでしょうか。(←私もそうですが(^^;; )
穏やかに『警戒心が出はじめる時期だから、きっとただ脅えているだけなんだよね』って
思える飼い主だったら、素敵ですよね~。
でも、多くは警戒心の奥に隠れている脅えや恐怖に気づいてあげられずに
吠えに対して叱ったり、NOを突き付けてしまったりしていないでしょうか。
では、なぜそう導かれてしまうのか?
きっと、それは私達のまわりに、昔からはびこっている支配性理論に基づく情報が根深くしみついてからだと思います。
だから
『これを攻撃性と勘違いしないことが最も重要です。』と夏目先生。
誰もが通る成長過程に現れる警戒心であって、ワンコにとっては「当然」のこと、怖がっているワンコさんを、さらに叱って怖がらせることは、
どう考えても飼い主への信頼を得ることには繋がりませんよね。
人目線では失敗(吠える・唸る)と思われることが多いこの行動、
どこまで犬目線でとらえて、寄り添ってあげられるかが、犬からの信頼を得ることになる。
とお話してくださいました。
また同時に・・・犬の欲求階層
①生命の安全
②飲食
③健康管理
④睡眠・休息
⑤運動
⑥探査活動
⑦縄張り活動
この①~⑦が満たされてないと問題行動が現れるといわれているそうです。
だから、こちらも「与えて、与えて」満たしてあげることが大事なわけですね。
(私は、この与えて与えて~を②の食べ物を与えてあげることだと勘違いをして
モカを太らせてしまいました(^^;; 反省!!目下ダイエット中です(^^;; )
そして、やって欲しくない行動(問題行動)が現れてしまったら
その時は、犬に伝わりやすい方法で教えてあげたら良いということです。
それが『条件付け』になります。
条件付けには2種類あり
■古典的条件づけ
■オペラント条件づけ
先ずは、犬の感情面に働きかけ、犬に伝わりやすいと言われる古典的条件付です。
代表的なものには「パブロフの犬」がありますね、ご存知ですか?
チャーリードッグスクールでは“基本のき“
『名前を呼んでオヤツ』です。
(名前を呼ぶ)⇔(オヤツをあげる)←これを対提示といいます。
(名前)の部分には、ワンコさんの苦手なものを当てはめていきます
例えば、対犬、自転車、人etc
対提示したものがチャージ(チャージング)できると、苦手なものを見ても、嬉しい感情が湧き上がる=怖くない。
という状況をつくることができます。
*我が家も目下トレーニング中です(*´∀`)
そして、もう一つのオペラント条件づけ
正の強化・正の弱化
負の強化・負の弱化
(ここは私の苦手な分野なのですが・・・(^^;; )
〔考え方〕
①ワンコの行動のあとに何かが与えられることが“正”
例)ワンコさんが座った(行動)→ご褒美をもらえた(いいこと)→その行動は強化された=正の強化
②ワンコの行動のあとに何かがなくなることが“負”
例)ワンコが飛びついた(行動)→飼い主がいなくなった(いいことがなくなる)→飛びつきは減る=負の弱化
夏目先生のトレーニングでは、正の○○を重視します。
なぜならば、良いことを無くすことは人道的ではないからです。
だから、人が犬にも感情があると本能的に感じたら、その自分の“気持ち”は
大事にしないといけないわけですね。
犬だからと言って、可哀想なことを施して良いはずがないのです。
とは言っても、強制訓練や陽性トレーニングといわれる中にも
叱ったり、脅かしたり、聞くに耐えないトレーニングを施すトレーナーさんもいらっしゃるわけで・・・。
では、どうしたら良いのか?
それは、何を選択すれば良いのか、飼い主が判断できる力を養わなければいけないのだと思います。
ネットをたたけば、様々なトレーニング方法が出てきます。
その中で、何が正しいのか、
何が犬にとって優しい(犬目線)のか?
何が人道的なのか?
何をしたら後悔しないでワンコと暮らせるのか?
もっと言うと、どうしたら本当の意味で信頼関係が築けるのか。
いざという時でも、慌てないで判断できる飼い主力を身につけたい!
そしてもっとワンコのこと知りたい、モカとのんと仲良くなりたい♪
そんな気持ちが深まる~楽しい座学でございました(*´∀`)
チャーリーママさんこと夏目先生、幹事のカエデさん、そしてご一緒させていただいた皆様
楽しい時間をありがとうございました♪
٩( ´◡` )( ´◡` )۶